ABOUT
Artist Statement
絵画を描き始めたきっかけは、会社勤めをしてきて感じたのです。そこは不自由な社会で自分の意志とは関係なく動かされる社会。主体性もなくただ言われた事をこなすだけだと。受動的な生き方に疑問を持ち、自分の意志で動く能動的な生き方を選んだ結果なのです。
私が絵画を制作するのは、まず自由であること、誰かの命令で描いているのではない能動的な作業であること。個展のタイトルにもなっている自己満喫主義。もともと日本語に自己満喫と言う言葉はありません。私が作った造語です。
ある意味私の思想であり哲学でもある。自己を満喫するとは、私が私と言う人間の生まれ育った環境であったり。今まで生きてきた場所、時間、人間関係であったり。そうして培ってきた私と言う人間を私がどう利用して作品作りに活かすのか。
今の環境の中でどう縦横無尽に私を使いきる事が出来るのか。ある意味私が私を使って行動する実験なのかもしれない。
もう一つ絵画を制作するのに大事な事があります。言葉です。私は言葉には想いを伝える事に限界があると感じています。愛を伝えるのに言葉としては愛しかありません。芸術作品には言葉を超越した直接心に響いてくる何かがあるからです。
そして、私の絵画の要素として、混沌、狂気、静寂、優雅この4つが含まれています。どれも私にとっては美しさの要素になっているものです。絶えずこの4つの要素を意識して描くからこそ私の絵画が輝きを保っていると思っています。
北海道札幌在住
email nori1261966@yahoo.co.jp
私は35歳の時に絵を描き始めました。それまでは会社勤めをしていましたが、会社や社会生活の中で、社会通念や同調圧力といったものに息苦しさを感じ。
自由に生きるためには何をすべきかを考えた結果。絵を描いて生きて行く事を選択したわけです。
会社勤めをしていた時のストレスにより、うつ病を発症して、3年間の創作活動の後。絵を描く事が出来なくなり、創作活動を中断することになって仕舞いました。
2015年頃からまた創作活動を再開して今に至ります。
2003年 個展『自己満喫主義』GALLERY門馬ANNEX
2004年 個展『自力優勝』TEMPORARY SPACE
2005年 個展『しあわせの向こう側』GALLERY門馬ANNEX
2016年 個展『自己満喫主義No.2』アリアンス・フランセーズギャラリー
2017年 個展『自己満喫主義No.3』アリアンス・フランセーズギャラリー
2018年 個展『自己満喫主義No.4』 アリアンス・フランセーズギャラリー
2019年Colorida Art Galleryにてグループ展に出品、ポルトガル, リスボン
2020年 GALLERY ART POINT 東京 銀座
Session Ⅱ 2020 グループ展に出品